Thomas Alexander Kolbe

終わりに – 私からの最後のご挨拶

7月 18, 2026

著者: Thomas Alexander Kolbe

この数年間、私はさまざまな道を歩む機会に恵まれました。音楽家、作曲家、そしてプロデューサーとして、自分の音楽をさまざまな人生の場面にいる方々へ届けることができました。再生回数や収益を気にしたことは一度もありません。私が創作してきたものは、すべて心から生まれたものでした。

音楽活動と並行して、いくつかのエッセイを執筆し、音楽史や音楽心理学、文化研究にも取り組んできました。そして、自分の知識を深め、またそれを誰かに伝えるために、数え切れないほどの時間を図書館や資料館、アーカイブで過ごしました。

そのすべてが、私の人生であり、私自身を形づくる大切な一部でした。

この数週間で、私の健康状態には、もう受け入れなければならない限界があることを痛感しました。何度も時間をかけて考えた末に、私は創作活動と研究活動のすべてに終止符を打つことを決断しました。

今後、新しい音楽を発表することはありません。エッセイを執筆することも、音楽学の研究を続けることも、新たな出版や研究プロジェクトを始めることもありません。

この決断は、私にとって人生で最も難しい決断の一つでした。私をよく知る方なら、音楽や研究活動が私にとってどれほど大きな喜びだったかをご存じだと思います。私は、自分がずっと探し続けていたものを見つけることができました。だからこそ、この一歩を踏み出すことは、とてもつらいことです。それでも、これからは自分の健康を何よりも優先しなければならないと考えています。

最近の私が少しずつ力を失っていく姿を見守りながら、それでもそばで支えてくださった皆さまに、心から感謝いたします。私の音楽を聴いてくださった皆さま、エッセイを読んでくださった皆さま、同僚の皆さま、そして私の活動を支えてくださった方々や、関心を寄せてくださったすべての皆さま、本当にありがとうございました。皆さまとの出会い、一通一通のメッセージ、一つひとつの会話は、私にとってかけがえのないものでした。

これまでに発表してきた音楽や文章は、私の人生の一つの時代を記録するものとして残ります。それらには、長年にわたる創作活動への情熱と好奇心、そして音楽を創るだけでなく、その本質を理解し、その歴史を記録したいという私の思いが込められています。

今年(2026年)は、あと2作品をリリースする予定です。8月28日にシングル「What Tomorrow Is」、そして9月25日に「君はずっと探してた光 (You Are the Light)」(featuring Aina Agena)を発表します。それをもって、私の活動は完全に終了となります。

これまで支えてくださったすべての皆さま、そしてとりわけこの数か月の間、温かく見守ってくださった皆さまに、心より感謝申し上げます。

Thomas Alexander Kolbe